北米組の特徴のひとつに、「テルでクエストのお手伝いを頼んでくる」というのがある。
たぶんシャウトしても人が集まらないんだろう。
そこで彼らはAFクエストや限界クエストなど、必須なうえに人数が必要になるクエストをオファーしたとき、ジュノに大勢いる高レベルプレイヤーを適当にチョイスして、直接テルでお願いするのである。
ロバのレベルは61だから、あんまり高レベルとはいえない。
それでもたま〜に、この手のテルが来ることがある。
もちろん彼らは日本語が読めないから、たとえその時のロバのサチコメが
「@12,000です!
2時までできますヽ(`д´)ノ
一家に一代タルナイトの時代ですよ!」
であったとしてもおかまいなしだ。
今日まさに上のようなサチコメを書いて希望を出していたところ、
【助けてください。】【黒魔導師】AF2【ズヴァール城外郭】【ありがとう。】
こんなようなテルが来た。
すばやく(自分では分からないので)LSに「黒のAF2は難しいのか」と聞くと、
レベル60から見て楽〜丁度の敵が落とすカギを取るのだという。
これならロバでもお手伝いできそうな気がしたので、よーしいっちょやったろうかーと意気込んで合流!
レベル上げ? まあ明日でいいじゃないですか。
テルしてきたのは黒タル52才。
傍らに、同じLSをつけた竜騎士60才。
さらに傍らに、たまたま通りかかったアスイさんとオプティ。
ロバ : さてと、手伝ってくれ。
オプティ : テレビ見ながらでもいいならw
アスイさんは残念ながら用事アリだったので、オプティにアテン(白タル57)にチェンジしてもらって合流!
これでテレポヴァズゲット!
するとそのやりとりを見ていた黒タルさん、
黒タルさん : 君は日本語も使えるのか!
ロバ : 日本人なんでw
おまいはロバの渾身のサチコメを見ていなかったのかと問いたい。
と、密かに得意になりつつ心の中でつっこんでおく。
ここにタルナイト61、竜60、黒52、白57、総勢4名の、「ヤカマシの鍵」取りPTが結集した!
目指すはズヴァール城、待ってろデーモン達!
(デーモンの落とすヤカマシの鍵を取るのが、黒AF2の目的らしい)
ぼんさんもボスザルもリンさんも、みんな揃って
「すごい簡単に出るよ」
と言ってくれたので気楽に出発。(みんなに聞きまくったのだ)
軽くザルカバードで絡まれてテレポ逃げをかましたりしつつ、2度目の挑戦でなんとか到着。
もちろん絡まれたのはアテン。
だんだん怖くなくなってきたズヴァール城をズンズン進む。
大きな穴(吹き抜け?)を落ちて、デーモンの群れを発見。
ボスザルにしつこく場所を確認し、タケモちゃんに敵の正確な名前を教えてもらう。
よし、どうやらここらしい。
 |
敵の向きに注目。
タゲが取れません! |
通路に一匹デーモンがうろうろしていたのでとりあえず狩る。
出ない。
まあ一匹じゃ無理か〜。
なにしろ簡単に出るらしいので、群れの中から一匹、気楽に釣ってみる。
2匹来た。
黒タルさんのお供の竜騎士さん(サポ侍)がやたら強くて、2匹とも楽々撃破。
ありがとうありがとう。よかった・・・。
で、出ない。
「3、4匹狩ったら出るんじゃないの」
とボスザルに聞いていたので、ちょっとガッカリする。
気を取り直して次を釣る。
アテンのホーリーが炸裂する。
出ない。
いつのまにか部屋にいたデーモンを全て掃除していた。
出ない。
「狩る相手間違えてません? すぐ出ますよ」
とリンさんも言っているし、気を取り直し、英語人さん2人を連れて、となりの部屋に移動。
同じ形状の部屋で、やはりデーモンが群れているので、一匹釣る。
3匹来た。
さすがに激戦になりました・・・。
でもなんとか撃破!
ロバ : 思うんだけど、僕は、
黒タルさん : ?
ロバ : 良い釣り役にはなれそうにないね
黒タルさん : へへ
その部屋のデーモンを全滅させてもやっぱり鍵が出ないので、黒タルさんにLSに確認してもらう。
この2人、いいLSつけてるなあ。仲よさそうだし。
聞いてもらった結果、やっぱりここで合ってるという。
仕方ないので最初の部屋に戻ることにする。
竜さん : 新しいお友達が大勢待ってくれてるぜ
黒タルさん : ハハハ
ああ、アメリカン。
で、
出ない。
おかしいな、僕の予定では、もうとっくに・・・ |
 |
すいません、もう5回は部屋いっぱいのデーモンを全滅させてるんですけど。
誰ですか、簡単だとか言ったのは。
一匹倒すと20〜30ポイントくらい経験値をもらえるんだけど、なんかすでに1000ポイント貯まったんですけど。
竜さん : @26,000で上がるぜ
アテン : LOL
竜さん : うまくいかないレベル上げパーティより稼げてるんじゃないか?
嬉しくありません。
その後もひたすら2つの部屋を往復し、全てのデーモンを血祭りにあげた。
なんか、「なんとかの砂(だっけ? 全然わからんなw)」とかいうレアなアイテムは落とすくせに、ヤカマシの鍵だけは落とさない!
時間も深夜1時を突破し、手伝いに来たことを後悔しはじめた頃、ついに!!
ついに落としました〜〜〜!!!
黒タルさん : ありがとうー!!
ロバ : おめでとー!!
竜さん : よし、と。この先もまだ俺の助けがいるかい?
黒タルさん : ここの地図を持ってないからなあ。地図、持ってる?
竜さん : あるよ。オッケー、つきあうよ
仲良しの2人組になんだか和む。
手伝ってよかったなあ。
なんだか経験値も1800ほど貯まったし・・・。
黒タルさんにデジョン2をもらって解散。
アテンありがとう、助かったよ・・・神聖スキルも上がったでしょ!
それにしても雰囲気のいい2人だった。
きっと彼らの付けていたLSも、素敵なLSなんだろうと思う。
もしボッコブちゃんが・・・いや、言うまい!
ボッコブちゃんは、チームZが大好きだと、いつもいつも言ってくれていた。
多少言葉が通じにくくても、僕らのLSで楽しんでくれていたのだと、信じている。
|